9月11日(日)第2週2日目第3試合 @筑豊緑地球場

123456789R
西南大
1
1
0
0
1
1
0
0
1
5
九州大
1
0
0
3
0
0
4
0
X
8

本塁打:福島悠(西)

三塁打:

二塁打:大林(九)2、辰見(西)、小川(九)、平山(西)、西田(九)、溝田(西)

盗塁:白野(九)

失策:

捕逸:郷地(西)

  選手名 学年
8 大林 3 4 2 2
5 石田公 3 2 0 0
46 法村 2 5 2 0
DH 鍋島 1 3 1 0
R 森谷 1 0 0 0
HD 3 1 0 0
3 白野 3 2 1 0
2 小川 3 3 2 1
R 西 3 0 0 0
2 福原 3 1 0 0
9 西田 3 5 2 0
6 3 1 0 0
H 太田 3 0 0 1
R6 井上 3 1 0 0
H 轡水 3 0 0 0
R4 新阜 3 0 0 0
7 松尾 1 1 0 0
H7 服巻 3 3 3 3
    32 13 7

 

  投手名 学年 投球回 四死
  小山 3 5 1 2 7 3
  藤原 2 1 1 1 1 1
石川 3 3 0 1 5 1
戦評

第2週2日目vs西南大、昨日に引き続き、序盤から大きく動く展開となった。

先発マウンドを託された頼れる18番小山(3年・福岡)は、初回、四球で出塁を許すと連打で1点を失う。しかしその裏、西南大との1回戦で先頭打者ホームランの大林(3年・岡山大安寺中等教育)がまたしてもバットで魅せた。センターオーバーの大2塁打で出塁すると、なんでもできる2番副将・石田(3年・高松)がきっちり送りバントを決め1死3塁とし、相手のバッテリーミスの間に大林が俊足を飛ばしホームイン!すぐさま同点に追いつく。

2回表、先頭に出塁を許し2死2塁から長打で勝ち越されるも、続くピンチは小山がキレのある直球で打ち取り、1失点で踏ん張る。その裏、今週からスタメン復帰を果たした主将小川(3年・下関西)が先頭で左中間を痛烈に破る2塁打を放つも、後続が続かず無得点に終わる。

続く3回4回の守備では、走者を出すも野手の好守もあり無失点で切り抜ける。小山の粘投に応えるように、4回の裏、打線が奮起する。期待の新星・鍋島(1年・専大松戸)が四球で出塁すると、今季絶好調の白野(3年・東筑)がきっちりバントで送る。続く小川も四球でつなぐと、俊足強肩の西田(3年・福岡西陵)が3塁線への絶妙なバントヒットリーグ戦初安打!で1死満塁とチャンス拡大!ここでベンチは勝負を仕掛ける。代打の切り札太田(3年・昭和薬科大附)が打席に立つと、凄まじい威圧感で押し出し四球をもぎ取り同点に追いつく。続いて、ここまで安打なしで苦しんでいた服巻(2年・佐賀西)が代打で登場し、これまでの悔しさを晴らすような痛烈なライト前適時打で2点を勝ち越す!

5回の表、先頭の出塁から1点を許すも、リードを保ち、左のリリーフエース藤原(2年・洛南)へとつなぐ。

6回表、リードを保ちたい九大だったが、西南大にスクイズを決められ同点とされる。なおも、1死1、2塁のピンチが続くが、ここは三振併殺で勝ち越しは許さない。

6回の裏、先頭の西田がレフト頭上を抜いて痛烈な2塁打を放つと、1死後、服巻もライト前安打で続く。ここで一気に勝ち越しといきたかったが、相手の好守もあり、無得点に終わる。

7回表、九大はこの回から剛腕・石川(3年・西南学院)にマウンドを託す。石川は西南大の1、2番に連打を浴び、無死1、2塁でクリーンアップを迎えるピンチ。しかし、140km/hに迫る速球と切れ味鋭いスライダーで続く強打者3人を打ち取る。

その裏、先頭の鍋島が痛烈なセンター前安打リーグ戦初安打!で出塁し、続く白野が再び送りバントを決める。この勝ち越しのチャンスで打席に立つのはチームを引っ張る頼れる主将・小川。2ストライクと追い込まれながらも、主将としての責任感に燃える小川が6球目をライト線へとしぶとく運んで勝ち越しに成功!2死後、怪我から復帰した轡水(3年・福岡)が代打で登場すると、鋭い選球眼で四球を選ぶ。ここで九大にアクシデント。足のつりで一度は治療に下がった小川だったが、プレー続行不可能となり、無念の交代。続く服巻がセンターに鋭くはじき返して1点、絶好調の大林が、左中間へライナーで運ぶ2塁打でさらに2点、この回一挙4点を挙げるビックイニング!となった。3試合で2点しか挙げられなかった九大が大変身!観戦の皆さんが「えー? これが九大? 強いやん!!」とのささやきが聞こえてきた。8回表、西南大との1回戦でリーグ戦初出場を果たした福原(3年・佼成学園)がマスクをかぶり、石川とバッテリーを組む。しかし、下位打線につかまり1死満塁で1番打者を迎える。この石川が自分で招いた「絶体絶命のピンチ」で、相手1番打者の痛烈な打球がセンター前に抜けるかと思われたが、石川が素晴らしい反応を見せ、見事にキャッチ。飛び出していた1塁走者も戻り切れず、「自作自演のピンチ」を、併殺で無失点に切り抜ける。

最終回、引き続きマウンドにあがった石川は、捕手福原の好守にも助けられ、相手の中軸打線を4番のソロ本塁打1点に凌いで 8対5で 試合終了。

4試合目、総力戦の末「涙と笑顔」の初勝利を掴んだ。

★PICK UP★

4回の裏、服巻(2年)の適時打で2人が生還。
ベンチで歓喜のハイタッチ。

九州大の勝利の瞬間。
選手の笑顔が弾けた。

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