5月1日(日)第4週2日目第1試合 @光陵グリーンスタジアム
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
本塁打:刈谷(九)
三塁打:大林(九)2
二塁打:紺屋(国)、古賀颯(国)、小川(九)
盗塁:大林(九)、新保利(国)、古賀颯(国)
失策:大林(九)、新保利(国)
捕逸:
選手名 | 学年 | 打 | 安 | 点 | |
8 | 大林 | 3 | 3 | 2 | 2 |
6 | 法村 | 2 | 4 | 0 | 1 |
3 | 服巻 | 2 | 3 | 1 | 1 |
DH | 八和田 | 4 | 3 | 0 | 0 |
7 | 轡水 | 3 | 4 | 0 | 0 |
4 | 佐藤瞬 | 4 | 4 | 1 | 1 |
2 | 小川 | 3 | 3 | 1 | 0 |
5 | 峯 | 3 | 3 | 0 | 0 |
H | 室岡 | 4 | 1 | 1 | 0 |
R | 西田 | 3 | 0 | 0 | 0 |
5 | 新阜 | 3 | 0 | 0 | 0 |
9 | 刈谷 | 3 | 3 | 2 | 1 |
計 | 31 | 8 | 6 |
投手名 | 学年 | 投球回 | 振 | 四死 | 安 | 自 | |
○ | 田中 | 2 | 8 | 7 | 8 | 7 | 4 |
石川 | 3 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 |
戦評
第4週2戦目。
九大の先発は田中(2年)。
初回、2連続三振を含む3者凡退と完璧な立ち上がりを見せる。
その裏、先頭大林(3年)がライト越え3ベースヒットで無死3塁のチャンスを作ると、3番服巻(2年)がタイムリーを放ち、幸先よく1点を先制する。
その後2死1.2塁となったところで、打撃好調の佐藤瞬(4年)がセンター前に弾き返し1点を追加する。
ところが直後の2回表、相手先頭打者に2ベースとエラーで無死3塁とされると、内野ゴロの間に1点を返され、すかさず1点差とされる。
九大も2回裏、2死から大林が四球、盗塁でチャンスメイクすると、相手エラーで本塁生還。2点差へ差を広げ、相手へ流れを渡さない。
しかし4回表、先頭四球から連打を浴び1点を返されると、その後2連続四球で痛恨の押し出し。ついに同点にされる。
なおも無死満塁と絶体絶命の大ピンチを迎えるが、三振と併殺でなんとか同点どまりでこのピンチを切り抜ける。
4回裏、先頭の打席に入ったのは、リーグ戦で未だヒットのない刈谷(3年)。
追い込まれながらも全力で振りぬいた打球は、なんとレフトスタンドへ突き刺さる勝ち越しホームラン!
ここまで打撃で苦しんできた刈谷にとっての初ヒットがホームラン、かつ、ここぞの場面でチームを救う、お見事としか言えない一発となった。
5.6.7回は両チームとも投手が好投を見せ、ともに無失点で試合が進む。
九大の初勝利が徐々に見え始めた8回。しかし、優勝争いから離脱できない九国大の、脅威の反撃が始まる。
迎えた先頭がプッシュバントを試みる!打球は田中の頭上を越えて内野安打となり、九国大の試合巧者ぶりが窺える手痛い一撃を決められる。
続く打者にキッチリと送りバントを決められ、続くクリーンナップには2連打を浴びてしまい、ついに同点に追いつかれる。
その後は三振に切ってなんとか2死にするものの、またも2連続四球で押し出し。痛すぎる逆転を許してしまう。
一気に敗色濃厚のムードが漂い始めた九大ベンチ。
しかし、この嫌な流れを断ち切ったのは、ここまで何度もチームに勢いを与えてきた、代打の切り札室岡(4年)。
ここでも期待に応えるセンター前ヒットを放ち、チームの雰囲気が一変する。
続くのは、先ほどホームランを放った刈谷。ここでは技ありのバントヒットを決め、1死1.2塁と逆転のチャンスを作り上げる。
そして打席に入るのは、1打席目に3ベースヒットを打っている大林。
2ボール1ストライクから振り抜いた打球はセンターの頭上を越える逆転2点タイムリー3ベースヒットとなり、土壇場で九大が再度逆転に成功する。
1点差の9回というシビれる場面で登板したのは、リリーフで好投を続ける石川(3年)。
1死2.3塁という1打サヨナラの大ピンチを迎えてしまい、打席に入るのは8回に連打を食らったクリーンナップ。
しかしこの大ピンチでも石川は冷静なピッチングを見せる。捕邪飛と三振で見事に火消しを決め試合終了。
石川の立ち居振る舞いは、昨年までのエース赤峰を彷彿とさせた。
九大は苦しみながらもシーソーゲームをなんとか制し、8戦目にして待望の初勝利を掴むことができた。
8戦を終えて1勝7敗と、すでに最下位が決定してしまっているが、残り2戦を絶対に勝ち、いい形でリーグ戦を終えたい。
★PICK UP★
刈谷(3年)
リーグ戦初ヒットがホームラン!
大林(3年)
2本の3ベースで決勝点を挙げる大活躍